@ハウス
大阪から北海道厚真町への移住計画です。
厚真町は苫小牧市の隣、太平洋に面する農村地帯にあり、道内でも積雪の少ない
比較的温和な気候の地域です。
人口は5千人足らずですが、札幌までは車で1時間以内、と利便性が高く、
厚真町役場が積極的に行っている町外からの移住者受け入れも反響は上々。
今回の計画地（約300坪）も厚真町が移住用、別荘用で企画開発した土地で、
ご近所には数年前に東京から移住してこられたご夫婦が陶芸の釜などを建てられて、
趣味を極めた暮らしをしています。
間もなく定年を迎える建築主様ご夫婦は、以前から、年に1・2回は北海道旅行に行かれていました。
土地を先行取得し、定年を迎える2年後に移住するつもりで住宅計画がスタートしたのですが
計画を進めるうちに、楽しみが一層で、早期移住を決心され、来春着工に予定を変更しました。
広い北海道だから実現できる平屋住宅です。
タイトルの「＠ハウス」は「アットマークハウス」と読みます。
もうお分かりですね？
厚真ハウス→アツマハウス→アッツマーハウス→アットマークハウス→＠ハウス
＠はメールアドレスでおなじみになった記号です。
日本では「アットマーク」と読むのが一般的ですが英語では「at」。
「旅行と住むは違うだろうが、良きも悪きも受け入れて」と語る建築主様。
住み慣れた大阪を出て、この土地に生きることを決意なさったご夫婦が
「ここで！」と、大きな日本地図の一点にピンを刺すような潔さを「＠」の一文字に表しました。
お二人の第二ステージにふさわしいシンプルで明快な住まい作りの始まりです。
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